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【困った話】Word ファイルの起動時にエラーが出て困った話

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久しぶりに「困った話」シリーズ。我ながら懐かしい。

Microsoft Word で作成したファイルを直接クリックして開こうとすると『[Window Title] C:\Users*\OneDrive******.docx [Content] プログラムにコマンドを送信しているときに、エラーが発生しました。』というエラーメッセージが常に表示されるように。

結果だけを先に書いておくと、レジストリエディタで"HKEY_CLASSES_ROOT\Word.Document.12\shell\Open\ddeexec"を削除して解決。

参考情報: https://qiita.com/nekomanma/items/fdbfa3679d072806afa1qiita.com

経緯:

キッカケはよくわからない。頼りない記憶をたどると先日のWindows Update 以降のことと思われる。

環境はMacbook Pro の上のParallels DesktopWindows7 Pro 64bit Edition を動かしている。Microsoft Office のバージョンは2016でOSに合わせた正規版をインストールしたもの。

(Tips)表示されたエラーメッセージのウインドウにフォーカスした状態で[Ctrl] + [c] によって、エラーメッセージを丸ごとコピーできる。

コピーしたエラーメッセージをゴッソリとGoogle 先生にお伺い。

トップに出てくるのがMicrosoft Community ページ。

answers.microsoft.com

fix ツールを使っても再インストールしても解決しない。

さらにリンクを辿ると

answers.microsoft.com

レジストリの"HKEY_CLASSES_ROOT\Word.DocumentMacroEnabled.12\shell\Open\ddeexec"キーを削除するという手段。 試したけれどダメ。

ここでいったんMicrosoft Community を離れて、別の検索結果を頼る。

Qiita から上位に2件の結果が、このうちの一方が最初にリンクした決定打となったもの。

オチを先に説明すると

"HKEY_CLASSES_ROOT\Word.DocumentMacroEnabled.12\shell\Open\ddeexec" ではなく "HKEY_CLASSES_ROOT\Word.Document.12\shell\Open\ddeexec" が正解。

レジストリにはよく似たキーが散財していて、間違ったキーの変更や削除が指示されてしまうことは日常茶飯事。 しかし、そこから正しいキーにたどり着くのは思った以上に労力がかかる。正しい道へと導いてくれた記事には心から感謝したい。

(tips)レジストリキーは削除する前に部分保存(=エクスポート)が可能。間違って削除したとしても復元できるよう、事前に保存しておくことを勧めます。

ここからは推測を含む原因究明ですが、Qiita で見つけたもう一件の記事がこちら。

https://qiita.com/teaq/items/a4a057bcaece1ce0c78cqiita.com

直接的に解決に役立ったわけではないのですが、Microsoft の各種Viewer 類が原因ではないかという説に一票。 確かにWord Viewer をインストールしてました。

これらのViewer をインストールすることで原因のレジストリキーが書き込まれるのではないか? そして、そのレジストリキーが今回のWindows Update によって影響するようになったのではないか?

試しにWord Viewer を再インストールして、Windows Update を巻き戻してみれば実験可能だけれど、時間がないので割愛。 誰かやってくれないものか。

以上。無事にエラーメッセージが出なくなったし、めでたしめでたし。

余談ながら、参考にしたそれぞれの記事の日付を見ると数年前の記事ばかり。それにも関わらず今でもこういう症状が出てくるなんて、やはりレジストリ絡みは深い。深くて底の方が見えにくいのは仕方ないものか。。。