ワーケーションという言葉が話題になってから少し時間が立ちました。
「休暇中に働く」という定義を元にした批判や冷めた反応には違和感しかなかったのですが、やっと言葉の定義をどうするかによって考え方は異なるよね?」という冷静な記事が出てきました。
個人的な考えとしては、会社員がリモートワーク可能になったことで、観光地やリゾートなどのホテルや旅館などを仕事場として、いわば缶詰になった流行作家のような働き方ができるようになるとポジティブにとらえていました。
しかし、世の中では多くの人が「休暇で滞在している観光地やリゾートなどから仕事をさせられる」と考えたようで、逆にそれは自分が経営者になったらそういう風に社員を働かせるつもりだという認識で良いのか?と穿った見方をしてしまいました。。。
そもそも、どうして「休暇中に働かされる」「休暇中に働かないといけない」と考えてしまうのか?
もはや根っからの社畜根性が染み付いているのか?
世の中のせいにして言いたいことも言わない格好悪い歌みたいになってしまっているのか?
穿った見方をすると、いろいろと考えてしまったのですが、まともな分析としては会社としてワーケーションをどのように定義するのかが重要な点です。
それこそ、「休暇中に社員を働かせることができるなんてチャーンス!」とブラックな考え方に闇堕ちするのか。
あるいは、「リモートワークで出社不要になったけれど、家じゃ仕事にならない人にホテルや旅館などに滞在してもらって、リラックスしつつも缶詰になって仕事してもらおう」と考えるのか。
経営者の立場だろうが、労働者の立場だろうが、そのあたりをどう考えるかによってお里が知れるというものですよね。
それはさておき。
会社勤めの人たちにとっては、目新しい話ですが、フリーランスや自営業の人間にとっては、お店などの場所に縛られるビジネスモデルでなければ、これまでもワーケーションというのは可能だったわけです。
で。 実際に一ヶ月ほど海外亡国に滞在しつつ、ワーケーション的な働き方をしたときの振り返りがこのエントリです。
結論から書くと、私にはリゾートや観光地で仕事なんてできない!!という意見です。
あくまでも「私には」ですが。
この月の稼ぎは3万円くらいで、仕事のない月と同じくらいの稼ぎになってしまいました。
まず、海外やめったに行けないところでワーケーションをやろうというのが無謀なことで、めったに行けない・行かないところへ行ったら、バケーションに専念しないともったいない!
というわけで、そこから導き出した反省点は「ワーケーションするなら、日常に近い場所でやりましょう」ということ。
あくまでも仕事をするのが第一目的で、バケーションのついでに働こうというのが間違いだったわけです。
そして、次に個人的な旅のスタイルが「滞在する街で暮らすように旅をする」というAirBNB 活用スタイルだったので、結局日々の生活の家事や雑事からは解放されていなかったという点。
買い物したり、料理をしたり、洗濯したりの家事に追われていると、観光以外の時間もなくなってしまうわけです。 そうすると、やはり仕事をする時間はほとんど捻出することができません。
このあたりから、ワーケーションを目的とするなら日常の家事や雑事から解放されるのが理想的で、家からそう遠くない温泉旅館などに食事付きのプランで短期・中期滞在するなんていうプランが良いのかなと。
繁忙期以外の温泉旅館などが、平日宿泊プランなどを格安で提供してくれると使ってみたくなると思うんですけど、全国各地の温泉旅館さんいかがでしょうか?
2020.09.10 追記
こんな記事も出てました。 本題からは外れるのですが、ビーチでPCを開いている画像を使うのはやめましょう!!!(お前が言うな! > この記事のアイキャッチ画像)