池上彰氏でさえも――出版社は「IT校閲」を!:ビジネスライターという仕事:オルタナティブ・ブログ
新聞記事でもしばしば指摘されるような内容。
その是非はともかくとして、原因として一般的に言われているのが専門知識を持つ記者の絶対数の減少。
せっかく培った専門性を、それが直接的に求められる業界や業種で活かしていきたいのは誰にも納得のいく話だけれど、それを間接的に活かしていく路線をあえて狙っていく人しか流れていかない時代。
メディアが幅広く専門性を追う時代は終わり、専門性を打ち出している媒体だけが生き残って、それをキュレーションするのがメディアの役割になっていくという話を数年前にどこかで読んだ記憶がある。
こうした現状は、専門家が必要とされなくなっているのではなく、むしろ以前より多くの専門家が必要とされていることを意味する。
しかし、それだけで食っていけるほど、あるいは、食わせていけるほど余裕のあるメディアや企業が昔ほど多くはないということではないだろうか。
これから数年のうちに(既に?)メディアのあり方が大きく変わってくるのが、他人事ながら目が離せなくて困った困った。